2008年 03月 08日
オタク発揮─りぼんっこだったわたし。 |
あんまり食べることと関係ないですw
いや、全然かw
現在はだいぶ路線が変わってしまった集英社の「りぼん」。かれこれ15年くらい前、私は確かにりぼんっ子だった。本誌では、片想いから告白までが主にメインで描かれるストーリーが多く、現在のように、やれ肉体関係!という路線では決してなかった。
たしかに、大人になってみると、恋愛やら色事ということを語ったり考えたりする時に肉体関係ってのを除外して考えるのは、少々リアルではない。
けれども、15年ほど前の恋愛事情というと、いまほど「つきあう・つきあわない」といったことよりも、「好きなんだけど、どうしよう」的な悩みが多かったような気がする。田舎だったので、都会っ子の恋愛事情はしりませーん。もちろん、肉体関係云々やら、リアルな恋愛事情を抱えているやつらもいたけれども、ほんの一部で後ろ指をさされるっていうくらいにみんな奥手だった。まあ、当時の中学生なので。
りぼんを読んでいたのは、たしか小学校6年生くらいまでか?いや、中1か。物心が付いてから、もっとオタッキーな漫画を知るまでの期間だったから、今思うとそれほど長期間じゃなかったはずなのだけれど、人生のうちであれほど続きを気にすることができた期間はそうそう無い。
「りぼん」というと、歴史も深く、43年前の1955年に創刊されたということだ(wiki参照)。そのなかでも、私がりぼんっ子だったのは、いわゆるリボン黄金期とよばれ、発行部数が少女マンガ誌の中では群を抜いていた時代だった。
当時活躍していたのは、
・柊あおいさん
・小花美穂さん
・谷川史子さん
・一条ゆかりさん
・長谷川潤さん
・さくらももこさん
・石川美穂さん
・椎名あゆみさん
・岡田あーみんさん
とか、そんな感じ。
いまでも、当時の漫画や、現在執筆された少女系の漫画で読んでて「おっ」と思えるのは、この人たちの作品かな・・・。
ある部分で好みが一貫しているのか、そういう方向にその時代に影響を受け方向付けられたのか、柊あおいさんは、wikiによるとわりとご近所さんのようですし(個人情報なので名言は避けておきますw)、そのアシスタントだったのが長谷川潤さんで、その長谷川さんと仲がよいのは、谷川史子さん(現在の一押しだ)で、谷川史子さんは函館出身のあがた森魚さんの曲名をタイトルにつかってみたり、現在わりとしみじみ読んでしまうこうの史代さんが、谷川さんのアシスタントだったり、なんとなく、なんというか、ナニこのネットワーク感っつーか、親近感を感じるナニか、みたいな。そんな雰囲気だったりします。
親近感はともかくとして、
柊あおいさんといえば、「銀色のハーモニー」。音楽を軸に、複雑な出生の秘密がちょびっと絡んだり、謎の行動を取るヒロイン琴子の片想いの相手の海くんがいたり、すなおじゃないカップルが出てきたりと、たまらない片想いのスパイラルって感じでしたねぃ。かつては、年相応に海くんが好きでしたが、いまは、琴子のおじさんの雰囲気が好きです(が、現実にはつきあってもうまくいかないと思われ。)。私よりも少し世代が上になると、「星の瞳のシルエット」がストライクなようです。柊さんは、最近では雑誌YOUとかにたまにシリーズモノの読み切りを書いていて、片想いいいいい!!!ッて感じの話ではなく、あったか家族モノやら、悩みモノやら、リアルな話を描いていらっしゃいますね。柊さんは、なんといってもヒロインの心情を丁寧に追っていくのが、とても秀逸です。近年の作品の街並みなどは、なんとなく函館色がするので、そちらもほっこりポイントです。
谷川史子さんは、最近いろいろと活躍の場を、着実に広げていってる漫画家さんで、青年誌や少年誌にも登場することがあって、本屋でみかけるとついついうれしくなります。女性向けの雑誌では、「おひとりさま」系の話が多く、そろそろいい年になってきた元リボンっ子の私としては一番共感できるような話が多いですね。。。おもしろいのが、さいきん講談社のkissに掲載された作品が、漫画家の女性を主人公にした話で、どこかの雑誌で(ちょい失念・・)、吉住渉さんが連載している作品と対を張っている感じになっているのが、密かに面白いですな。もちろん、「ハンサムな彼女」や「ママレードボーイ」世代のわたしとしては、吉住さんも好きな作家の1人なのですが、この2つの作品はいつか並べて読んでみるのが密かに楽しみです。(谷川さんのほうは、あれは雑誌Bethから引越しなんだが、漫画家シリーズでしばらくつづくんだろか)wktk。谷川さんは、白い漫画が多いのだけれど、その間というか、独特の白さと間が、あだち充さんとか、山下達郎さんとかの漫画や音楽の心地よさに繋がるような気がしてダイスキです。少女マンガ時代では、「君のこと好きなんだ」が好きです。男の子主人公の話がかわいらしい。
そして最近、某所でアニメを見て楽しんでいたのが小花美穂さんの「こどものおもちゃ」ですな。これまた、れっきとした名作で、ご本人も公式サイトでおっしゃっている通り、この作品のヒットである程度お金に困らない漫画家になったそうです(うらやましーっす)。が、が、が、私が真に鼻血ブーな作品は、「こどものおもちゃ」よりも前の作品ですな。「この手をはなさない」という作品が、なんというか90年代チックで・・・いや、事実90年代の東京臭がプンプンする大人っぽい高校生の話なのですが、大好きですね。「せつないね」とかね~いいね~うふふ。そりゃーあそこまで書き込みがはげしければ、腱鞘炎にもなっちゃうだろうて・・・(お大事になさってください)。
ここまでかいたら、疲れてきたので、また気が向いたときに続きをば。
要するに、集英社はもっと考えたほうがいいと思う(結論)。集英社もそーだが、他の少女マンガもな。。。。肉体関係っちゃ~なんたるかを知らない子ども達が、今平気で肉体関係がメインの少女マンガを読んでいるわけです。それこそ、小学生からさ。リアルな恋愛にはつきものなんだけどさ、それって。でも、もっといろいろ少女マンガで知るべきことはたくさんあると思うんだな・・・。
今年の小学館漫画賞とかさー受賞しちゃった少女マンガもね、確かにストーリー展開や、心情描写、ドラマ性、絵のかわいらしさなど、素人目にしても評価できるポイントは天湖森夜(しまった、あーみんだ!)だと思う。もちろん、私も読むし展開気になるしね、面白いと思う。けれど・・・学習雑誌を発行する小学館が、抱え、評価し、もちあげるべき作品としては適さないと考える。
現在の邦楽(洋楽はしらない)でも、薄っぺらい歌詞が増えて、売れ線ねらいの曲ばかり。ソウルが感じられんよ、まったく。
いや、全然かw
現在はだいぶ路線が変わってしまった集英社の「りぼん」。かれこれ15年くらい前、私は確かにりぼんっ子だった。本誌では、片想いから告白までが主にメインで描かれるストーリーが多く、現在のように、やれ肉体関係!という路線では決してなかった。
たしかに、大人になってみると、恋愛やら色事ということを語ったり考えたりする時に肉体関係ってのを除外して考えるのは、少々リアルではない。
けれども、15年ほど前の恋愛事情というと、いまほど「つきあう・つきあわない」といったことよりも、「好きなんだけど、どうしよう」的な悩みが多かったような気がする。田舎だったので、都会っ子の恋愛事情はしりませーん。もちろん、肉体関係云々やら、リアルな恋愛事情を抱えているやつらもいたけれども、ほんの一部で後ろ指をさされるっていうくらいにみんな奥手だった。まあ、当時の中学生なので。
りぼんを読んでいたのは、たしか小学校6年生くらいまでか?いや、中1か。物心が付いてから、もっとオタッキーな漫画を知るまでの期間だったから、今思うとそれほど長期間じゃなかったはずなのだけれど、人生のうちであれほど続きを気にすることができた期間はそうそう無い。
「りぼん」というと、歴史も深く、43年前の1955年に創刊されたということだ(wiki参照)。そのなかでも、私がりぼんっ子だったのは、いわゆるリボン黄金期とよばれ、発行部数が少女マンガ誌の中では群を抜いていた時代だった。
当時活躍していたのは、
・柊あおいさん
・小花美穂さん
・谷川史子さん
・一条ゆかりさん
・長谷川潤さん
・さくらももこさん
・石川美穂さん
・椎名あゆみさん
・岡田あーみんさん
とか、そんな感じ。
いまでも、当時の漫画や、現在執筆された少女系の漫画で読んでて「おっ」と思えるのは、この人たちの作品かな・・・。
ある部分で好みが一貫しているのか、そういう方向にその時代に影響を受け方向付けられたのか、柊あおいさんは、wikiによるとわりとご近所さんのようですし(個人情報なので名言は避けておきますw)、そのアシスタントだったのが長谷川潤さんで、その長谷川さんと仲がよいのは、谷川史子さん(現在の一押しだ)で、谷川史子さんは函館出身のあがた森魚さんの曲名をタイトルにつかってみたり、現在わりとしみじみ読んでしまうこうの史代さんが、谷川さんのアシスタントだったり、なんとなく、なんというか、ナニこのネットワーク感っつーか、親近感を感じるナニか、みたいな。そんな雰囲気だったりします。
親近感はともかくとして、
柊あおいさんといえば、「銀色のハーモニー」。音楽を軸に、複雑な出生の秘密がちょびっと絡んだり、謎の行動を取るヒロイン琴子の片想いの相手の海くんがいたり、すなおじゃないカップルが出てきたりと、たまらない片想いのスパイラルって感じでしたねぃ。かつては、年相応に海くんが好きでしたが、いまは、琴子のおじさんの雰囲気が好きです(が、現実にはつきあってもうまくいかないと思われ。)。私よりも少し世代が上になると、「星の瞳のシルエット」がストライクなようです。柊さんは、最近では雑誌YOUとかにたまにシリーズモノの読み切りを書いていて、片想いいいいい!!!ッて感じの話ではなく、あったか家族モノやら、悩みモノやら、リアルな話を描いていらっしゃいますね。柊さんは、なんといってもヒロインの心情を丁寧に追っていくのが、とても秀逸です。近年の作品の街並みなどは、なんとなく函館色がするので、そちらもほっこりポイントです。
谷川史子さんは、最近いろいろと活躍の場を、着実に広げていってる漫画家さんで、青年誌や少年誌にも登場することがあって、本屋でみかけるとついついうれしくなります。女性向けの雑誌では、「おひとりさま」系の話が多く、そろそろいい年になってきた元リボンっ子の私としては一番共感できるような話が多いですね。。。おもしろいのが、さいきん講談社のkissに掲載された作品が、漫画家の女性を主人公にした話で、どこかの雑誌で(ちょい失念・・)、吉住渉さんが連載している作品と対を張っている感じになっているのが、密かに面白いですな。もちろん、「ハンサムな彼女」や「ママレードボーイ」世代のわたしとしては、吉住さんも好きな作家の1人なのですが、この2つの作品はいつか並べて読んでみるのが密かに楽しみです。(谷川さんのほうは、あれは雑誌Bethから引越しなんだが、漫画家シリーズでしばらくつづくんだろか)wktk。谷川さんは、白い漫画が多いのだけれど、その間というか、独特の白さと間が、あだち充さんとか、山下達郎さんとかの漫画や音楽の心地よさに繋がるような気がしてダイスキです。少女マンガ時代では、「君のこと好きなんだ」が好きです。男の子主人公の話がかわいらしい。
そして最近、某所でアニメを見て楽しんでいたのが小花美穂さんの「こどものおもちゃ」ですな。これまた、れっきとした名作で、ご本人も公式サイトでおっしゃっている通り、この作品のヒットである程度お金に困らない漫画家になったそうです(うらやましーっす)。が、が、が、私が真に鼻血ブーな作品は、「こどものおもちゃ」よりも前の作品ですな。「この手をはなさない」という作品が、なんというか90年代チックで・・・いや、事実90年代の東京臭がプンプンする大人っぽい高校生の話なのですが、大好きですね。「せつないね」とかね~いいね~うふふ。そりゃーあそこまで書き込みがはげしければ、腱鞘炎にもなっちゃうだろうて・・・(お大事になさってください)。
ここまでかいたら、疲れてきたので、また気が向いたときに続きをば。
要するに、集英社はもっと考えたほうがいいと思う(結論)。集英社もそーだが、他の少女マンガもな。。。。肉体関係っちゃ~なんたるかを知らない子ども達が、今平気で肉体関係がメインの少女マンガを読んでいるわけです。それこそ、小学生からさ。リアルな恋愛にはつきものなんだけどさ、それって。でも、もっといろいろ少女マンガで知るべきことはたくさんあると思うんだな・・・。
今年の小学館漫画賞とかさー受賞しちゃった少女マンガもね、確かにストーリー展開や、心情描写、ドラマ性、絵のかわいらしさなど、素人目にしても評価できるポイントは天湖森夜(しまった、あーみんだ!)だと思う。もちろん、私も読むし展開気になるしね、面白いと思う。けれど・・・学習雑誌を発行する小学館が、抱え、評価し、もちあげるべき作品としては適さないと考える。
現在の邦楽(洋楽はしらない)でも、薄っぺらい歌詞が増えて、売れ線ねらいの曲ばかり。ソウルが感じられんよ、まったく。
by relax_food
| 2008-03-08 19:38
| つれづれ