2010年 07月 28日
これはひどい |
下の記事が中途半端で申し訳ない。
ちょうど下のを書いた日に、ニュースで来月20日の撤去を北村水産社長が発表したんだけど、現場はさらに悪化している模様。
私自身は、最近あちら方面へ出かけていないのでアレなんですが、函館の別のブロガーさん(ezzoforteさん)が撮影した写真を見つけたのでリンクを貼ります。
こちら。
イイだけ雰囲気壊してますねー。あ、別に周りと協調せーよと考えているわけではないです。なんていうかですね。
これはひどいwwwwwwwwどうしてこうなったwwwwwwww
と言わざるを得ないような、それしか言葉が出てこないような驚きです。そりゃ、旧公会堂から八幡坂へ抜ける通りのソフトクリームの売り込みも、まあ、雰囲気を壊すとは思うんです。が、あちらの方は個人商店。雰囲気は壊していますが、景観を壊しているわけではありませんし、別の観光地でも良く見かける風景ということもあり、それほど「場にそぐわない」とまでは感じません。
しかし、北村水産の女神像にせよ、このノボリにせよ、売り込み方にせよ、これらは場にそぐわないのです。朝市付近や、北村水産のもう一つの店舗である国際ホテル前などで同じことをやっていれば別に気にも留めなかったでしょう。場所があそこだからみょうちくりんなんです。例えるなら、プロ野球の試合中にバッターボックスに立ったのがサッカーのユニフォームを着た選手だったというような違和感。
ここまできちゃうと、景観に合わないから女神像を撤去してほしい、という気持ちよりも、非常識な業者はどうかと思うという気持ちに変わってきてしまいます。魚介類を売るってことはああいうノリにもなるってのは、市だってわかってたはずなのに(といっても、商売は自由ですから市からは「やめてよー」とは言えないでしょう。)。
確かに、商売戦略上、国際ホテル前の店舗からはじまり、末広(豊川?)の店舗、そしてあの坂の上の店舗と出店することは「目立つ」し、男性的な「支配欲」を満たすにはピッタリでしょう。しかし、不快です。。。
私が感じる不快は、おそらく2種類か3種類の感情が混ざり合ったものでしょう。
1つは、歴史的景観地域をぶっ壊した行為自体に対する不快さ。
2つ目は、北村社長のエゴイズムに対する不快さ。
3つ目は、正確に言うと函館では売るほどはカニは取れないのに、函館ブランドを使用して蟹(函館といえば蟹、などと)を売っている・・・にもかかわらず、函館が函館たる所以である歴史的景観地域をエゴによって破壊している事に対する不快さ。
なのかな、と現時点では考えています。
色々なところで議論があるようで、その中では時折、「函館ならではの排他主義からくる嫉妬だ(北村水産が儲かってるから叩く)」というような意見も見受けられますが、今回の問題に関してはそれは全く的外れといっても良いのではないかと。中には、ただただ憎たらしくて文句を垂れている人もいるでしょうが。
また、「景観で飯が食えるか」というような意見も見受けられますが、これもまったくお門違いの考え方かと。先にも書きましたが、函館が函館たる所以、曲がりなりにも支持してくれる観光客がいるのは、歴史的景観地域があってのこと。これが大前提。大前提を叩き壊していては、もはや「観光で飯を食わない」という意思表示に他ならないということになってしまう。大前提を守った上で商売をするべき。
そして、飯を食うという部分以上に、文化遺産として残すべき価値がある地域であることを考えるべき。開国はたかだか150年ほど前というだけなので、他の歴史的な場所にはおよびもしないかもしれないが、今、こらえて大切に維持していくことで、長い目で見て文化遺産としてさらに成熟していくはずです。そして、それが更に観光・産業の発展のベーシックな部分を支えてくれるはず。このあたりの保護・修繕などは行政が行うべきです。
・・・と、以上のように私は考えています。
とはいえ、商売をやめて撤退をしてよね!といってしまっては、単なる文句になってしまいますんでwここらで一発、北村水産は函館・道南地域の地物の海産物、野菜などを仕入れて売るってのはどうですかね。函館には、蟹というよりも、むしろ他にもーーーーーーーーーーっと一杯良いものがあるんです。せっかく函館ブランドで商売してるわけなんで、紋別とかあっちの北の方とかで捕れた蟹だけではなく、しっかり函館産・道南産のものを売って頂き、北の方ではなく、お店がある地元の経済を潤わせて頂きたいと思います。かぶがあがるとおもうよ。
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by relax_food
| 2010-07-28 12:30
| つれづれ